JDreamの部屋検索コラム
人工知能研究の2017年の動向を検索してみました
掲載日:2018年11月2日
今回は JDreamⅢのサービスメニューの一つであるスタンダードSDIで、購読数を伸ばしているテーマ“JS0486「人工知能(応用)」“を取り上げ、検索してみました。
この分野はホットなテーマということもあり、発行文献数が非常に多くJSTPlusのみで135万件の件数がヒットしますので、2017年に更新された原著論文という集合に限定した、4,352件の結果を機関別文献数、分類別割合、文献数上位5機関における分類別件数を可視化しました。
検索対象ファイル | JSTPlus |
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検索式 | “JS0486「人工知能(応用)」“の検索式を利用
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2017年更新データに限定 | L番号 AND 201701-201748/RG |
原著論文に限定 | L番号 AND (a1/DT) |
検索した結果、このテーマの機関ID別ランキングは東京大学、清華大学、京都大学、産総研、Islamic Azad University の順であった。
この上位5機関の研究分野(応用的分野)をJST分類から確認してみました。
なお応用分野とは、JST分類で人工知能が含まれるJ:情報工学分野の分類を除き、他の分類が付与されている文献を応用分野と規定しました。
各大学での特徴が見え、東京大学はロボットにAIを活用しており、京都大学では検索関連のAI活用を行う文献が多数発行されていることが確認できます。
この応用分野を全体で確認するため円グラフで表示させました。結果、オペレーションや制御システムなどでのAI研究、経営、マーケティングにおけるAI研究など、幅広い分野でAIが研究されていると判断できます。