JDreamの部屋検索テクニック

省略形用語を用いた検索

掲載日:2016年5月13日

検索結果を確認すると不要な文献(ノイズ)が多く混ざり、必要な文献を選び出すのに手間がかかった。そんな経験はありませんか?短い単語や省略語を検索に用いると、単語の一部が必要のないキーワードに被ってしまうことが多くあります。

もちろん、JDreamⅢの検索機能を使えば、ちょっとしたテクニックを身につけることで必要な文献に絞り込むことが可能です。今回は、ノイズを省く検索方法について「地球外知的生命の探索」に関する検索事例を使ってご紹介いたします。

検索式作成のポイント

  • シソーラス用語による検索
  • フィールドコード/CTの利用
カテゴリ
シソーラス・準シソーラス用語

事例:地球外知的生命の探査に関する文献を調べる

Step 1

「JSTシソーラスブラウザ」で「地球外知的生命」を検索すると、「地球外知的生命」が準シソーラス用語になっていると同時に、「地球外知的生命の探査」という検索目的の概念そのものを表わす「SETI」というシソーラス用語があることが分かります。

Step 2

この場合、そのまま「SETI」と入力して検索すれば良さそうですが、実は、これではあり良い結果が得られません。何故かというと、生物学名の「Rhizosorenia setigera」など、「seti」という文字列を含む用語がみんな検索されてしまうからです。

Step 3

このような場合、シソーラス用語「SETI」にフィールドコード/CT を付して検索することをお薦めします。/CT を指定して検索した場合には、検索が完全一致型となり、検索ノイスを含まずに、索引者がシソーラス用語(またはその下位語)を付与したレコードだけが検索されます。また、シソーラスブラウザで英語の同義語を確認し、英語の同義語が存在すれば検索に含めるのも有効的です。

Step 4

なお、どうしても「SETI」をフィールドコードをつけずに検索に加えたい場合には、検索ノイズが含まれないよう、他の関連の深い用語とのAND演算や、分類コード(D:宇宙・地球の科学)とのAND演算を行うと良いでしょう。

検索例

検索対象ファイル:JSTPlus
L番号 検索式 ヒット件数
L1 "SETI"/CT OR "Search for Extra-Terrestrial Intelligence"/ALE OR "search for extraterrestrial intelligence"/ALE 224
L2 SETI/AL AND (地球外知的生命/AL OR extraterrestrial(W)intelligence/TIEN) 92
L3 (地球外知的生命/AL OR extraterrestrial(W)intelligence/TIEN) AND (探査/AL OR expiorat?/TIEN) 53
L4 L1 OR L2 OR L3 236

回答表示例

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